JOURNAL

「深谷町の家」が竣工しました

CATEGORY : REPORT

DATE : 2026.Sep.29

AUTHOR : Abax Architects

西宮市で設計監理を進めておりました住宅が竣工しました。

既存の土地の高低差を活かしたスキップフロアの住まいになります。
東西に長い敷地を軸に、朝陽から夕陽まで一日の光の移ろいを感じる事ができる計画です。

もともとあった石積擁壁を解体し、アプローチと駐車スペースを計画しています。
風致地区の制限から、道路面は2mの外壁後退をしており、街に開かれたオープンスペースが生まれました。
アプローチの門扉には朝陽が差し込み、木陰が映し出されます。

玄関から各部屋への動線となる片持ちの階段は、スチールの角パイプを溶接して視線の抜ける軽やかなデザインにしました。
道路側に設けた窓からの光が、玄関ホールを優しく照らしてくれています。

洗面化粧台は造作とし、浴室は在来でつくりました。
浴室には坪庭を設け、湯舟に浸かりながら庭の景色を楽しむことができます。

2階にはLDKが広がり、東西それぞれの空を見渡すことができます。
建物の長さは約20m。身近なもので例えると電車1両分の長さです。
桁行方向にも屋根の傾斜をつけることで、遠近法により室内は実際よりも長く感じられます。

写真右手の格子窓の個室は、施主さまのご趣味である植物のためのサンルームです。
お引越しされて、たくさんの植物で満たされた姿が楽しみです。

工事中には、世界情勢による資材の停滞などの影響も受けましたが、関係者の皆さま丁寧な工事をありがとうございました。

(入江)