北千里にあります、ふじしろ幼稚園
耐震改修工事の後編です。
保育室C・D改装前
昭和48年竣工の混構造2階建。
鉄骨柱があったり配管経路になっていたり、で間仕切壁が厚かったので、厚みを活用するべく六角形の箱を埋めました。
子供がもぐりこめるサイズ。一つはバスケットボールのようにネットを張っていて、底穴から下の箱にボールが落ちる仕組みです。
天井付近の斜めの部材が耐震補強で追加した鉄骨です。
よく見かける、窓側に大きな筋交いを設ける補強のような威圧感はありません。
開口部に筋交いが不要だったので、園の希望通り木製建具を再利用できました。
天井は既存形状に少し手を加えて間接照明を設けています。
屋外通路 改装前
下足箱の上はポリカーボネート板で囲いました。庇が深いので雨を気にせず遊べます。
木製建具と赤レンガ貼の腰壁は既存を再利用していますが、味があり良い雰囲気。
園のご理解ご協力と、越智工務店さんの必死の頑張りで、3ヶ月という短期間で工事を終えることができました。
感謝です。ありがとうございました。 (茨木)