神戸市東灘区にあります、「西岡本の家Ⅱ」が竣工しました。
玄関の扉以外は乳白ガラスです。間口が広くギャラリーのような雰囲気に仕上がりました。
玄関ホールから奥の寝室へ広々とした空間が繋がりますが、引込戸で間仕切ることもできます。床のフローリングは幅30cm、迫力がありました。
西側は敷地に段差があり、約20Mほど落ちています。その向こうは川になっているため、遮るものがなく素晴らしい眺望です。1・2階とも西側に広いテラスを設けました。
バスと一体の洗面室の壁は左官仕上です。シャワーブースはガラスで仕切り、バスにつかりながら緑をゆったりと楽しめます。
洗面台やキッチン、収納家具に至るまで全て造作でお作りしました。家具工事は東大阪の匠家具工芸さん。細やかな配慮とたくさんの経験による美しい納まりで、とても丁寧に家具を作って下さいます。洗面カウンターは施主さまと一緒に銘木工場で選んだアフリカンチェリーを耳付きで使用しました。
2階のキッチンです。南東向きのコーナーサッシから神戸の海が見えます。この面台にも銘木カウンターを。奥さまのミニオフィスです。
ダイニングキッチンからリビングへはスキップフロアで繋がります。
2階のテラスは3Mの出幅があり、大開口のサッシと組合せて木造とは思えない解放感です。
外壁にはケイミューのSOLIDOを張りました。一枚ずつ表情が違い、良い風合いに仕上がっています。
後日、納期がかかるため後ほどの施工になったエタノール暖炉が設置されました。お引越し後の様子です。
センス抜群のお施主さまで、私どももデザインのヒントをたくさんいただきました。設計意図もよくご理解下さり素晴らしい住宅に仕上がったと思います。
植栽工事後に竣工写真の撮影を予定しています。お手持ちの家具も入り、さらに素敵な空間になっているはず。楽しみです。
施工は芦屋の越智工務店さん。今回も細やかな打合せを重ね、たくさんの施工図と的確なアドバイスのもと、丁寧な工事をしてくださいました。関わって下さった全ての皆さんに感謝です。
(茨木)